マカッサルといえば、もちろん、南スラウェシ州の州都ですが、インドネシアから遠く離れた南アフリカにも「マカッサル」があるのをご存知でしょうか。
南アフリカ共和国の南端、ケープタウンの東郊外にマカッサル(Macassar)という名の丘があるのです(下のGoogle Mapを参照)。
ケープタウンの東郊外にあるマカッサル、地図ではマカサー MACASSAR と表記。(出所)Google Map
どうして、南アフリカにもマカッサル(マカサー)があるのでしょうか。
南スラウェシ州出身のブギス・マカッサル族は船を巧みに操り、遠くまで航海し、その西端は南アフリカへまで至っていました。南アフリカやマダガスカルなどには、今も彼らの子孫が暮らしています。そして、そこには、二つのマカッサルに深くかかわる一人の偉大なイスラム教師の存在がありました。
今回は、のちにインドネシアと南アフリカの両国から国家英雄の称号を与えられたイスラム教師、シェイク・ユスフ(Sheikh Yusuf)をご紹介します。
なお、彼の名前の表記はShiekh / Syeikh / Syekhなど色々あって特定できないのですが、今回はシェイクと表記することにします。ご容赦ください。
読者コメント
匿名
一般公開 マダガスカルにも多くのスラウェシ(マカッサル)住民が移住し...