よりどりインドネシア

2023年03月23日号 vol.138

「文化」に関連する記事

往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第59信:ドタバタコメディ『うちのおバカ社長』は 東南アジア映画誕生の萌芽か?(轟英明)

横山裕一様3月に入りようやく寒さが和らいできた昨今の東京首都圏ですが、先日は最高気温が20度を超え、早くも桜が開花しました。20度というとインドネシア的には涼しい、人によっては「…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第58信:インドネシアコーヒーの魅力満載 ~映画『フィロソフィ・コピ(コーヒー哲学)』より~(横山裕一)

轟(とどろき)英明 様もう3月とはいえ、日本ではまだ寒い日が続いているかと思います。寒い朝、あるいは落ち着いた夜に飲むホットコーヒーの美味しい季節でもあります。インドネシアは常夏…

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ドロパディ戦記(太田りべか)

なぜこんなに長い話になってしまったのだろう? 930ページの大長編である。中ジャワ州スマラン在住の作家トリヤント・トリウィクロモ(TriyantoTriwikromo)のPert…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第56信:ガリン新作に何があったのか?(横山裕一)

轟(とどろき)英明 様新年明けてから三週間経ちますが、本稿の発行予定日の1月22日は春節、中国の旧正月にもあたるので、改めまして、明けましておめでとうございます。2023年も宜し…

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いんどねしあ風土記(42):首都ジャカルタのバタック世界 ~ジャカルタ首都特別州・北スマトラ州~(横山裕一)

多民族国家インドネシアで、3番目に人口が多い民族がスマトラ島北部に分布するバタック民族である。キリスト教徒が多く、ジャワ文化などにはない苗字を重要なアイデンティティとする独自文化…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第55信:エルネスト・プラカサ監督論 ~コミュニケーションのすれ違いから生まれる笑いと涙~(轟英明)

横山裕一様新年あけましておめでとうございます。本年2023年もよろしくお願いします。前回第54信では、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭で横山さんが鑑賞された『旋律のリアカー…

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ラサ・サヤン(38)~ローカルコスメ~(石川礼子)

●メナード化粧品はマナドから?17世紀後半、オランダ東インド会社は、現在の北スラウェシ州の州都マナドに砦を作り、以降多数のマナド住民がオランダ人宣教師によってキリスト教徒になりま…

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いんどねしあ風土記(41):世相を映し出すカーフリーデー ~ジャカルタ首都特別州~(横山裕一)

日曜朝の市民のスポーツ、憩いの場として定着したジャカルタ中心部・目抜き通りの歩行者天国「カーフリーデー」。毎週数万人もが参加する「カーフリーデー」は、ウォーキングやジョギング、自…

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ラサ・サヤン(37)~クバヤを世界に~(石川礼子)

●クバヤをユネスコ無形文化遺産に本来、"Kebaya"はその綴りから「ケバヤ」と記述すべきなのでしょうが、ここでは「クバヤ」のほうがしっくりくるので、あえて「クバヤ」と記述させて…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第52信:旧日本軍プロパガンダ映画がインドネシア映画界に及ぼしたもの ~日本ドキュメンタリー映画『いまはむかし』より~(横山裕一)

轟(とどろき)英明 様早いもので今年もあと1ヵ月。本稿が発行される11月22日には今年の映画界の総決算でもある2022年インドネシア映画祭の授賞式も予定されています。前稿まで私た…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第51信:バタック人一家のコメディドラマ 『ゾクゾクするけどいい気分』はなぜ傑作なのか?(轟英明)

横山裕一様日本に本帰国して早や2ヵ月。こちらはすっかり秋模様、日によっては冬模様とも言いたくなる天気が交互に繰り返している毎日です。目下充電中ながら、なかなか時間が取れず、インド…

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ラサ・サヤン(36)~ソトはソト(外)で食べよう~(石川礼子)

●ソトの由来皆さんは、「ソト」(Soto)を食べたことがありますか。「ソト」は、肉、野菜などを具材としたスープです。インドネシア料理というと、ナシゴレン、ミーゴレン、サテーアヤム…

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ラサ・サヤン(35)~ランプン語の存続を賭けて~(石川礼子)

●ランプン語ランプン州は、スマトラ島の南端に位置する海あり山ありの風光明媚な土地です。ランプンの主要産物には、プランテーション作物のコーヒー、カカオ、ココナッツ、パーム油、ゴム、…

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独立記念式典における大統領の民族衣装(松井和久)

8月17日は、1945年同日にスカルノとハッタがインドネシア共和国の独立宣言をした記念日です。この日は毎年、朝の国旗掲揚から始まり、独立記念式典、祝賀行事、夕方の国旗降納に至るま…

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ラサ・サヤン(33):~インドネシアのマッチング・アプリ事情~(石川礼子)

●マッチング・アプリの活用今年6月、東ジャワ州パスルアンに住む義妹の息子(主人の甥に当たる)が中部ジャワ州マゲランの女性と結婚しました。甥は25歳、お嫁さんは30歳という姉さん女…

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いんどねしあ風土記(37)ミナンカバウ物語:現代に生きる母系社会とムランタウ ~西スマトラ州パダンパンジャン~(横山裕一)

多彩なパダン料理で有名なインドネシア西部、西スマトラ州のミナンカバウ民族。世界でも珍しい、母方の血筋で血縁集団が形成される「母系社会」を現代に引き継いでいる。また男性は大人になる…

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ロンボクだより(72):陰口との付き合い方(岡本みどり)

こんにちは。ロンボク島はよく晴れる日が続き、少しずつトマトの値段も戻ってきました。でも晴れたら晴れたで、乾燥と砂埃で喉がやられてしまいます。今回のロンボクだよりは、そんな喉元から…

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ラサ・サヤン(32)~インドネシアのLGBTQ事情~(石川礼子)

●LGBTQとは最近、SNS等で良く聞く言葉に"LGBTQ"があります。皆さん、ご存知ですか?LGBTQとは、"Lesbian(レスビアン)"、"Gay(ゲイ)"、"Bisexu…

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Cantik Itu Luka の20年(太田りべか)

今やインドネシアを代表する作家のひとりとなったエカ・クルニアワンの処女長編小説にして代表作である Cantik Itu Lukaが、初版出版から20年を迎えた。2002年に初版を…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第46信:本家韓国映画をこえるか!? インドネシアリメイク版 ~『猟奇的な彼女』と『サニー』より~(横山裕一)

轟(とどろき)英明 様先月下旬、いつものように映画館に行くと、週末でもないのにロビー一杯に人が溢れていました。ふと気がつくと物音ひとつせず、皆手話を使っていました。どうやら聾学校…

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