よりどりインドネシア

2018年01月07日号 vol.13

マカッサルかた焼きそば物語(松井和久)

2018年01月07日 19:19 by Matsui-Glocal

カリカリに揚げた中華麺の上にトロッと餡(あん)のかかったかた焼きそば。日本では、長崎の皿うどんもその一つですが、インドネシアの美味しいかた焼きそばと言えば、やはりマカッサルです。

かた焼きそばはミー・クリン(mie kering)と呼ばれますが、マカッサルでは、ミー・ティティ(mie titi)と呼ばれることも少なくありません。後者のミー・ティティは、マカッサルで最も有名なかた焼きそば屋で、これを知らないマカッサル住民はいないと断言できるほどです。

ミー・ティティは、次の写真のようなものです。

店頭には、カリカリに揚げた中華細麺が盛られた皿がうず高く重ねられ、その脇では、中華麺にのせる餡が作られています。

餡をつくる鍋を熱する燃料は、マングローブの木材を使っています。ちょうどいい加減の温度の火力が持続するので、ガスよりもこちらを選好しています。これは、チョト・マカッサル(牛肉臓物の入った香辛料入りスープ)でも同様です。

今回は、このマカッサルのかた焼きそばの歴史について、いつ頃から誰が始めたのか、どんな展開になったのか、ちょっと見てみたいと思います。

(以下の内容へ続く)

  • マカッサルかた焼きそばの始まり
  • ムスリムでも食べられるかた焼きそばが発展
  • ジャカルタやスラバヤには支店がない

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

今はなきパルのカイリ料理レストラン(松井和久)

2018年10月09日号 vol.31

ミナハサ名物、鯛のかぶと焼き(松井和久)

2018年08月09日号 vol.27

エンレカンの手作りお菓子「ビパン」(松井和久)

2018年07月23日号 vol.26

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2018年09月07号 vol.29

よりどりインドネシア第29号を発行しました。カバー写真は、アンボン島の海岸...