みなさん、こんにちは。先日、こちらではコロナ騒ぎの発生以来、実に3年ぶりに大々的にインドネシアの独立記念日を祝いました。記念日の前後一週間ほど、さまざまなイベントが行われ、久しぶりに賑やかに楽しむことができました。今回はそのときの衣装をめぐる話です。
**********
今年の独立記念日の催しの一つとして、私たちの郡では8月17日に正式な式典をし、翌18日には郡下の学校の生徒たちを集めて学校ごとにパレードをすることになっていました。母親たちの悩みの種は衣装です。パレードは楽しいけれど、パレードにふさわしい衣装はなかなかにお高いんですよね。
私の娘を含む小学校の子どもたちは「独立」というテーマで服を着てパレードをする、と学校から連絡がありました。
「独立」がテーマだなんて、一体どんな服を着せればいいんだろう? 頭が疑問符だらけになった私が義姉たちに尋ねたところ、「民族衣装でいいんだよ。ほかに、軍隊・警察官・学校の先生や看護師など公務員の服を着てもいいよ」
そういえば、そういった服を着た子どもたちのパレードの記憶がかすかに残っています。なるほど、あれかぁ。
「服は買ってもいいし、レンタルもできるけど、タッカイヨ!」
「タッカイヨ!」だけ日本語にして、義妹も話に入ってきました。
そうだよねぇ、高いのよねぇと思っていたら、「うちの子の、もう着ないからあげるよ」と義姉の声。ヤッター、姪っ子のお下がりを譲ってもらえることになりました。
「年に一回くらいしか着ないんだから、子どものうちはお下がりで十分よね。お化粧もサロンにいけばお金かかるからさ、私がやってあげるよ」
そうです、パレードのときは、舞台用かと見間違うほど、ガッツリお化粧をするのです。
かくして、大家族パワーのおかげで娘は頭のてっぺんからつま先まで無料で衣装を揃えることができました。よし、一安心。
義姉にお化粧してもらう我が娘
**********
一方、私の勤務する高校も同じパレードに参加することになっていました。教師陣は「衣装どうする?」と小さな声で相談しました。
(⇒ 勤務校では、地震とコロナの影響で・・・)
読者コメント