インドネシアは、4月17日の大統領選挙、国会・地方代議会・地方議会議員選挙の投票日へ向けて、選挙戦も大詰めを迎えています。
大統領選挙は、現職のジョコウィ=アミン組が優勢と伝えられており、順調に行けば、再選されるものと見られます。しかし、選挙は水もの。プラボウォ=サンディ組も、どんな手段を使ってでも勝とうとしている様子がうかがえ、それをジョコウィ=アミン組が相当に警戒しているように見えます。
よりどりインドネシアでは、これまでに、以下のような記事を掲載してきました。リンクを貼りますので、よろしければご参照ください。
「正副大統領候補ペア決定に関する3つの疑問と今後のインドネシア政治(1)」(よりどりインドネシア第28号)https://yoridori-indonesia.publishers.fm/article/18742/
「正副大統領候補ペア決定に関する3つの疑問と今後のインドネシア政治(2)」(よりどりインドネシア第28号)https://yoridori-indonesia.publishers.fm/article/18746/
「正副大統領候補のビジョン・ミッションをおさらいする」(よりどりインドネシア第40号)https://yoridori-indonesia.publishers.fm/article/19906/
今回の大統領選挙でも、ジョコウィ=アミン組優勢という、これまでの世論調査のとおりにすんなりと行くかどうかは、まだ予断を許しません。どんなことが起こり得るか、を考えるうえで、前回、2014年に何が起こったのかを改めて振り返っておくことが有益であると考えます。
そこで、今回は、過去に筆者が連載していた「NNAインドネシア政経ウォッチ」のなかから、2014年大統領選挙に関する論考を再掲したいと思います。読者の皆さんにとって、今回の大統領選挙をめぐる今後の展開を見ていくうえでの参考になれば幸いです。
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