みなさん、こんにちは。日本はお盆も過ぎて、学生さんたちはそろそろ夏休みの終わりが見えてきたころでしょうか。
こちらは先日17日の独立記念日で一週間大いに盛り上がりました。年に一度の記念式典にすら遅刻してくる生徒たちを見ながら、3ヵ月ほど前の話を思い出したのでこちらに記します。
昨年の町役場での独立記念式典の様子
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勤務校では遅刻者が多く、生徒のみならず教職員までもが平気で遅れてくることが、校長をはじめとする一部の先生方の悩みのタネです。
去年から新しく赴任している体育の先生もその一人。
日中暑いからなのか、体育の授業は必ず一時間目にあります。なのにポロポロと生徒が集まるのでなかなかビシッと授業を始めることができない、と嘆いていました。
体育の先生は、日本で働く従兄弟から日本人は噂どおりみんな遅刻しないと聞き、私の元へやってきました。「日本ではどうやって時間厳守を教育しているんです?」
うーん、どうやって?回答に詰まりました。思い返せば、小学生のときから学校に遅刻したことがありません。「5分前行動」と習ったことや集団登校だったためお互いに誘い合っていたことなども無遅刻の要因の一つでしょう。
ですが、本音は「遅刻すると怒られる/罰せられるから」です。たしかに遅刻はしませんでしたが、この指導では怒られない状況下でも自律する力がつくかは疑問です。
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そんな話をした数週間後、ある教員の遅刻により、期末テストが一時間遅れて開始される事態が起こりました。
その教員は、全校生徒の期末テスト用紙を保管している部屋の鍵を誤って持ち帰ってしまい、しかもそれに気づかなかったそうです。テストの日はテスト監督とテスト実行委員以外の教員は遅刻しても支障がでないため、当日私たちが電話をしたときには、呑気に市場で買い物をしていました。
電話を受け、その教員は急いで学校に鍵を持ってきました。
私のドキドキに反して、ほかの先生たちは誰も怒りませんでしたし、軽蔑の目で見ることもありませんでした。生徒たちも文句も言わずに「おーい、テスト始まるぞぉ」と意に介さず。
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(⇒ 私は信じられない気持ち・・・)
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