よりどりインドネシア

2017年08月22日号 vol.4

カレドゥパ島で主食のカソワミを食べる

2017年08月20日 02:23 by Matsui-Glocal

まだ行ったことのない外国へ行くとき、「向こうの人は何を食べているのだろうか」と思いませんか。

食べ歩きが大好きな私も、22年前、初めてアフリカのナイジェリアへ出張する際、何を食べているか想像がつかなくて不安でしたが、「でも、必ず何か美味しいものを食べていることは間違いない」と開き直ったものです。実際、ナイジェリアでは、主食のヤーム(ヤムイモ)やガリ(キャッサバ)をとても美味しくいただくことができました。

インドネシアの主食といえば、もちろん米ですよね。現在、9割以上の人口が主食として米を食べています。でも、1970年頃のインドネシアでは、主食に占める米の比率は50%前後でした。なぜこんな変化が起きたのでしょうか。

それは、いわゆる「緑の革命」によるものです。高収量品種の稲を大々的に導入し、化学肥料・農薬を組み合わせ、米の生産を大きく増やし、米の自給を達成、1984年に当時のスハルト大統領はその功績を認められて、国際食糧機構(FAO)から表彰されました。

米は近代化の象徴でもありました。米を食べることが進歩と人々に捉えられたのです。その結果、多くの人々が先祖代々なじみのある元々の主食を食べなくなり、米を食べるようになっていったのでした。

もっとも、インドネシアのどこでも米が作れるわけではありません。とくに、インドネシア東部地域の島々では、今も米作りに適さないところが多々あります。そういったところで、人々は何を食べてきたのでしょうか。

今回は、スラウェシ島の南東に浮かぶワカトビ列島の一つ、カレドゥパ島で、2009年5月に食べた、そこでの主食「カソワミ」をご紹介します。

いったい、どんな食べ物なのでしょうか。下の写真から想像できますか。

(以下の内容へ続く)

  • キャッサバからできたカソワミ
  • カソワミの作り方
  • 黒いカソワミ
  • 離島だが、食糧難とは無縁
  • カレドゥパ島特産のイモがもう一つある

 

 

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

インドネシアで一番美味しいナシクニンはマナドにて

2017年10月07日号 vol.7

日本でテンペの買える場所が増殖中

2017年09月22日号 vol.6

ジャヤプラで食べたパペダとは

2017年08月07日号 vol.3

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2017年10月07日号 vol.7

よりどりインドネシア第7号を発行しました。カバー写真は、マカッサルの華人墓...

2017年09月22日号 vol.6

よりどりインドネシア第6号を発行いたしました。カバー写真はスラバヤでいつも...

2017年09月07日号 vol.5

よりどりインドネシア第5号を発刊しました。▼インドネシア政府が今、ロヒンギ...