よりどりインドネシア

2017年08月22日号 vol.4

インフラ改善のための「海の高速」と「我らの家」

2017年08月20日 02:03 by Matsui-Glocal

「海の高速」と「我らの家」と書きましたが、いったい、何を表しているのか、ピンとこない方がほとんどだと思います。

「海の高速」(Tol Laut)というのは、現在のジョコ・ウィドド大統領が2014年に就任した際、基本政策として掲げられたものです。

彼によれば、インドネシアは海に囲まれた海洋国家であるにもかかわらず、海を十分に活用してこなかった。インドネシアの経済発展にとって大きな障害となるのは国内での物流コストで、とくに島々を結ぶ物流コストが高いことが高コスト経済構造の原因。これを改善するために、6ルートの海運上の主要航路にすべての国内の港湾を有機的に結びつけて、物流コストを低下させること。これを目指す政策を「海の高速」と名付けたわけです。

当初、「海の高速」は、海上に高速道路を建設することだとか、様々な解釈があり、しかも、国民の多くが「海の高速」という言葉を聞いたこともなければ、正しくコンセプトを理解していない、というのも現状です。

この「海の高速」を進めるために、運輸省から「我らの家」(Rumah Kita)というプログラムが出されました。このプログラムは何を意味しているのでしょうか。

今回は、この「海の高速」と「我らの家」について少し説明したいと思います。

(以下の内容に続く)

  • 「海の高速」の中身
  • 運輸省の「我らの家」プログラム
  • ちらつく中国の影


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