2021年06月23日号 vol.96
よりどりインドネシア第96号を発行しました。カバー写真は、1999年8月に大サンギヘ島のとある村で出会った家族です。お母さんはフィリピンと行き来した経験がありました。▼サンギヘ諸島県副知事が飛行機の中で吐血し、急死しました。彼が金鉱開発に強く反対していたことから、殺害された可能性も噂されています。松井が大サンギヘ島の金鉱開発を追いました。▼岡本さんの連載は結婚式の結納金の話題です。法外にみえる額の結納金を新婦側から要求された青年。どうしてそんなに高くなるのでしょうか。日本の結納金との違いにも触れました。▼神道さんの連載は、ウォノソボの時代ごとのくらしの変化をたどりながら、時代間と世代間の縦横のギャップの存在を意識し、それをむしろ肯定的に捉える姿勢を示してくれます。▼太田さんは、村上春樹などの日本の文学作品を多数インドネシア語へ翻訳されています。インドネシアの作家によって村上春樹はどのように受容されているのか、興味深い内容です。▼映画往復書簡の今回は、横山さんがいくつかの作品から独立運動に揺れたアチェや東ティモールの内面に迫りつつ、様々な理由で国民の関心が限定的となることを指摘しています。▼今号も様々な内容が揃いました。いくつものインドネシアを伝える本誌への変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
よりどりインドネシア第138号を発行しました。カバー写真は、日本式のお風呂も備…
よりどりインドネシア第137号を発行しました。カバー写真は、南スラウェシ・トラ…
よりどりインドネシア第136号を発行しました。カバー写真は、東ジャワ州クディリ…