よりどりインドネシア

2017年11月22日号 vol.10

予測不能な「インターネット大国」インドネシア(大島空良)

2017年11月22日 23:27 by Matsui-Glocal

まずはこの記事は個人の偏見に満ち溢れた、ただの新聞の意見欄だという前提で読んでいただきたい、というのをお願いしたいです。

伝えたいこととしては表題の通りなのですが、いくつかのファクトと予想と個人の偏見をふんだんに交えて、ユーザー数だけで見れば「インターネット大国」であるはずのインドネシアの市場予測の難しさを俯瞰的に考察していきます。

ネット業界で仕事をしているわけでもその手のアナリストでもない一個人の意見のため、多方面からの批判は覚悟した上であえて素人が書きだす、こうなればいいのになあ、という「希望」です。

まず、インドネシアのネット事情を見ていくうえで、「日本的ネットリテラシー」という前提は捨てなければならないと思います。

たとえば、交通事故現場や時には殺人の様子までもフェイスブックのタイムライン上に流れ、不快な思いをしたことがある人は少なくないはずです。聞くと、この傾向はインドネシアのみならず、タイやベトナムなど他の東南アジア各国でも同様らしく、日本の【閲覧注意】のような概念は徐々に広まっているものの、まだ薄いというのが現状です。

また、インフラ面からもインドネシアはまだまだ遅れを取っています。地方に行けば、4Gはおろか、そもそもキャリアによっては電波が入らなかったり、表示ではインターネットに接続されているのに全く反応が無かったり、という経験がある人もいるでしょう。また、雨が降ったりアクセスが集中したりする時間になると接続が悪くなるのは、インドネシア在住者では暗黙の常識です。

しかし、こんな状況にもかかわらず、後述しますが、インターネットのアクセスありきのサービスが異常なほど流行っているという側面があって、案外「これはこうだから駄目だろう」というのが外れることもありそうなのです。

もちろん、その逆に、どんなに計算し尽されたものでも、全く予期していなかったところで足元をすくわれ、流行るどころか全く認知もされずにひっそりと撤退する会社もある、ということもよくある話です。

それでは、いくつかの例と共に今のインターネット事情を見ていきましょう。

(以下の内容へ続く)

  • 盛り上がるMOBAゲーム市場
  • インターネットで変化する性風俗形態
  • 数は世界を凌駕する!インドネシアのネットユーザー

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

岡本みどりのロンボクだより(4): ロンボクのマウリド(ムハンマド生誕祭)

2017年12月07日号 vol.11

失われゆくトラジャの生活道具の記憶

2017年12月07日号 vol.11

ジャワでもありバリでもあるバニュワンギ

2017年11月22日号 vol.10

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2017年10月22日号 vol.8

よりどりインドネシア第8号を発行しました。今回は、インドネシア出張中のため...