2020年12月22日号 vol.84
よりどりインドネシア第84号を発行しました。カバー写真は、ジャワ島東端のバニュワンギから対岸のバリ島を臨む2014年12月の景色です。▼12月9日に270の地方自治体で統一地方首長選挙が行われました。そこでは家族や親族による王朝政治の傾向が強まりました。ジョコウィ大統領の長男もソロ市長に当選確実となりました。ジョコウィも王朝政治なのか、松井が考察しました。▼神道さんの連載は、意外にしっかり活動している地元図書館とウォノソボに関連した本の紹介です。今や地方でも、ネットショッピングで本を入手でき、その便利さにハマっている様子がうかがえます。▼太田さんは、スハルト政権が崩壊した1998年の反政府デモと暴動以降消息を絶った詩人ウィジ・トゥクルの足跡を彼の詩とともに追いました。彼は依然行方不明ですが、彼の詩は現代の若者にも響き続けています。▼横山さんの連載は、一時「世界最古のピラミッド」と大騒ぎになったチアンジュールのグヌンパダン遺跡の話です。いまだ謎に満ちた遺跡ですが、祖先崇拝の儀式などを含めた精神文化の一端を読み取れるかが注目されます。▼今号も多様なインドネシアをお伝えする内容となりました。来年も引き続き、ご愛読のほどをよろしくお願いいたします。今年は色々な意味で記憶に残る年となりそうです。少し早いですが、よいお年をお迎えください。
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