よりどりインドネシア第161号

よりどりインドネシア第161号を発行しました。カバー写真は、海へ続く水路に係留された色とりどりの漁船です（東ジャワ州ラモンガン県、2013年9月８日）▼大統領選挙は大勢が固まりました。選挙不正の実態や国会議席予想も絡めつつ、今後のプラボウォ＝ジョコウィ関係と双方の思惑について、松井が両者の微妙な関係について分析しました。▼日本語を教えてほしいと岡本さんを訪ねてきた男性。長年独学で大好きな日本語を勉強してきて、夢は日本語の先生になること。教えることなどないほど上手だと岡本さんは思うのですが・・・。▼大統領選挙の結果に失望した石川さん。インドネシアの今後を不安に思う彼女はある新聞批評を見つけます。政治の世界に入ると善良な人も悪人になるのか。システム改革の秘訣を紹介します。▼太田さんの今回は、「大切にされていない側の怒り」や「自分をコントロールしていた者をちゃんと憎み、呪うこと」について考えさせられたというブリアン・クリスナの１冊を紹介します。▼映画往復書簡の今回は、横山さんがとくに地方でまだまだ低い女性の地位に焦点を当てた『ロテ島の女』『オルパ』『マルリナの明日』の三作品を取り上げ、注目点や共通点を指摘しました。▼今号は久々に５本掲載となりました。様々な顔を持ついくつものインドネシアをお楽しみいただければと思います。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。