よりどりインドネシア

2024年04月23日号 vol.164

「歴史」に関連する記事

インドネシアと新型コロナウィルス対策(4):地方の人々は伝統や慣習法でどう立ち向かおうとしているのか(松井和久)

インドネシアの新型コロナウィルス感染は、感染者数や死者数の増加が止まらないだけでなく、首都ジャカルタやジャワ島の都市部から地方へと拡散が進んでいます。本誌の別稿でも触れたように、…

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いんどねしあ風土記(13):「フンバ」の島と人々・見聞録 〜東ヌサトゥンガラ州スンバ島ワノカカ~(横山裕一)

タンボラカ空港からワノカカまで車で1時間半。予想以上に整備された街道を行くと、水牛の群れに出会う。頭上は紺碧の空。「ここはスンバ島なんだ」と実感する。南国特有の自然と歴史、習俗の…

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ラサ・サヤン(2)~華人系インドネシア人~(石川礼子)

新型コロナウィルスはいつになったら収束するのでしょうか。世界中の人々が同じことを思い、心配していることと思います。主人は毎日のように、友達や知り合いからWhatsApp(日本でい…

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いんどねしあ風土記(12):祖先・自然崇拝息づく島の勇壮騎馬戦「パソラ」〜東ヌサトゥンガラ州スンバ島ワノカカ~(横山裕一)

「馬と人は同じ魂を持つ家族」。西スンバの人々は言う。古来より馬とともに暮らしてきた東ヌサトゥンガラ州スンバ島の人々。とりわけ西スンバの各地では、年に一回、木の棒でできた槍を投げ合…

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カツラ、マフラー、そして映画 ~もっと知ってほしい中ジャワ州プルバリンガ県~(松井和久)

中ジャワ州の南西に位置するプルバリンガ(Purbalingga)県。西隣にはプルウォクルトを県都とするバニュマス県があり、北はプマラン県と接しています。また、東・南隣はバンジャル…

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ラサ・サヤン(1) ~ジャカルタ在住28年を振り返って~(石川礼子)

皆様、はじめまして。私はジャカルタ在住28年になる、石川礼子と申します。タイトルの「ラサ・サヤン」(RasaSayang)とは、Google翻訳だと「愛情」と出てきますが、愛情と…

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指導者は他の宗教で挨拶してもよいのか ~挨拶の変遷と「サラーム・パンチャシラ」提案~(松井和久)

皆さんは、インドネシアでなにかの会議に出席されたことがあるでしょうか。会議に出席するインドネシアの方々は、話をする前に必ず挨拶をします。どんな挨拶をしていたか、覚えていらっしゃい…

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ウォノソボライフ(26):音なき世界の子供たち(神道有子)

2020年、年が明けてすぐのこと。ウォノソボのとある学校で、一冊の本が出版されました。全84ページの小ぶりな冊子ですが、ここに掲載されているのは聴覚障害を持つ生徒たちが心中を綴っ…

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インドネシアのニセ王国物語(松井和久)

インドネシアは、国家元首である大統領を国民が選挙で選ぶ共和国です。もっとも、インドネシアと称される領域には、歴史的に、たくさんの大小の王国が存在してきました。大王国では、7~13…

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パプアのラタパン(哀歌)を追いかける ~セプティナ・ロサリナ・ラヤンさんの挑戦~(松井和久)

インドネシアの最東部に位置するパプアは、今も、その他のインドネシアから差別や迫害を受けているという話の絶えない場所です。それだけでなく、外来資本によるオイルパーム農園開発などによ…

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ウォノソボライフ(25):レンゲル舞踊 〜その変化と継承の現場〜(神道有子)

「あなたの『インドネシア』はどこから?」と問われたら、どんな答えが多いのでしょうか。実に様々な切り口から触れることができる国ですが、少なくない数の外国人が伝統芸能に惹かれてインド…

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いんどねしあ風土記(10):「忘れてはならない」20年越しの真実を求める草根の叫び 〜西ジャワ州デポック~(横山裕一)

インドネシアが民主化、「改革の時代」と言われるようになって20年余り。1998年5月、スハルト長期独裁政権が終焉を迎えるまでには、多くの民主化を叫ぶ人々が政府当局や国軍から弾圧を…

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南スラウェシの木造船、現状と課題 ~タナベル、ガレソン、パンダラ、パオテレ港を廻って~(脇田清之)

南スラウェシの伝統的な木造船ピニシ(Pinisi)とその造船工法が2017年12月7日、国連教育科学文化機関(UNESCO)の人類の無形文化遺産に登録され、脚光を浴びました。今か…

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西スマトラ州2県でのクリスマス礼拝禁止をめぐって(松井和久)

インドネシアといえば、2010年人口センサスによると、人口の87.18%をイスラム教徒が占める国ですが、それに次ぐのがキリスト教徒です。キリスト教徒全体で、全人口の約1割(プロテ…

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いんどねしあ風土記(9):戦前日本人の痕跡を辿る「トコ・ジュパン」 〜東ジャワ州ルマジャン~(横山裕一)

1943年、旧日本軍が東インド(現在のインドネシア)を軍政下におく約半世紀前から、多くの日本人が「東インド」ですでに商業活動を始めていた。大都市では商社や貿易会社など組織的なもの…

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新首都候補地はどのような土地なのか(松井和久)

2019年5月10日発行の『よりどりインドネシア』第45号所収の「首都移転の閣議決定とその背景」で述べたように、2019年4月29日に首都移転が閣議決定されましたが、それを受けて…

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いんどねしあ風土記(8):ジャワ島に生き続ける「南海の女王伝説」のメッセージ 〜西ジャワ州プラブハン・ラトゥほか~(横山裕一)

ジャワ島からバリ島にかけての南海岸には、有名な「南海の女王伝説」がある。女王の名は「ニィ・ララ・キドゥル」「ニャイ・ロロ・キドゥル」などと地域によって様々な呼び方があるが、一般的…

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28年ぶりのバダ谷へ樹皮紙・樹皮布を見に行く(松井和久)

震災後1年を迎えるために訪問した中スラウェシ州パル市を後にして、2019年9月30日、バダ谷へ行ってきました。パルからバダ谷へは、パルからポソ経由でポソ湖畔の町・テンテナへ向かい…

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いんどねしあ風土記(7):インドネシアからみたスマラン事件 〜中ジャワ州スマラン~(横山裕一)

インドネシア人と日本人が交戦した痛ましい歴史のひとつが、1945年10月に起きた「スマラン事件」である。第二次世界大戦での日本の降伏、そしてインドネシアが独立宣言して間もない頃。…

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いんどねしあ風土記(6): インドネシア映画からみた独立史探訪 〜東ジャワ州スラバヤ~(横山裕一)

東ジャワ州の州都スラバヤは、オランダ時代から港町として重要な商業都市だったが、1945年8月17日の独立宣言以降、同10月、11月にかけて、オランダとの独立戦争(1945~194…

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