よりどりインドネシア

2024年04月08日号 vol.163

「ジャワ」に関連する記事

猫の話(太田りべか)

●ポンスの話 俺は猫だ。名前はポンス。なぜそんな名がついたのかは、あとでわかるだろう。もっとも、猫にとって本来名前などどうでもいいものだ。犬と違って、飼い主がつけた名で呼ばれたか…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第41信:妖花転生~スザンナなくしてガドガド・ホラーなし!(轟英明)

横山裕一様断食月が終わる数日前、3年ぶりのレバラン帰省ラッシュで民族大移動の真っただなか、空港の待合室でこの原稿を書き始めました。心配されたコロナウイルス新型株の発生は今のところ…

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いんどねしあ風土記(34):ヨーロッパの香り残るジャワの街 ~東ジャワ州・グレンモール~(横山裕一)

東ジャワ州東部の地図を見ていると、ふとインドネシアらしくない地名が目に入る。『GLENMORE』。英語風に読めば「グレンモア」だが、実は英語でもインドネシア語、さらにはオランダ語…

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ウォノソボライフ(49):子どもの遊び、大人の遊び(神道有子)

昨年2021年末からインドネシアを賑わせていた食用油高騰、それに続く品不足ですが、今週に入っていよいよウォノソボにもその影響がダイレクトにやってきました。それまでも高くなったり、…

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ウォノソボライフ(48):ウォノソボ三傑物語(3):キアイ・コロデテは解脱したか(神道有子)

ウォノソボの基礎を作ったとされる三傑を紹介するシリーズの最後は、最もファンタジックな色合いを持つキアイ・コロデテ(Kyai Kolodete)です。キアイ・コロデテについては、『…

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闘う女性作家たち(3) ― ラクスミ・パムンチャック ―(太田りべか)

これまでの2回で取り上げた作品の登場人物たちは、自分の置かれた場所に「止まる女」たちだったが、今回紹介するラクスミ・パムンチャック(LaksmiPamuntjak)が描き出すのは…

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往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第34信:ジョグジャのある名優を偲んで(横山裕一)

轟(とどろき)英明 様2022年となり早くも半月余りが過ぎました。インドネシアではジョコ・ウィドド大統領の第2期政権も折り返しを迎えることになります。新年早々、石炭の禁輸措置や撤…

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ウォノソボライフ(47) ウォノソボ三傑物語(2):キアイ・カリムが残した系譜(神道有子)

前回(『よりどりインドネシア』第106号)、ウォノソボの三傑と称される3人の人物のうち、都市デザインに携わったキアイ・ワリックの話をしました。今回は、同じ三傑であり、キアイ・ワリ…

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ウォノソボライフ(46):ウォノソボ三傑物語(1):キアイ・ワリックと街づくり(神道有子)

朝、日が昇り始め学校に仕事にと人々が行き交う頃。街の中心部にある広場「アルンアルン」(Alun-alun)も活気づいてきます。ウォノソボは小さな地方都市で、商業施設や娯楽も限られ…

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高速鉄道に賭けたはかなき夢の行方(松井和久)

政府によると、インドネシアのジャカルタ=バンドン間の高速鉄道建設は、すでに79%の工事を完了し、2023年開業の予定です。しかしここに来て、建設費の大幅な増加をはじめとして、新た…

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ウォノソボライフ(45):未確認生物口伝(神道有子)

先日、ネットニュースを見ていて、驚いたことがありました。「アス・キキック(Asu Kikik)って実在してたの!?」記事は1年ほど前のものです。西ジャワ州のクニンガン県にて、とあ…

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ユユ・カンカンを探して(太田りべか)

インドネシアでは、小説などの新刊が発売されると、そのプロモーションのために著者のインタビューがインスタグラム・ライブで行われることが多い。読者にすれば、著者の生の声が聞けるし、こ…

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食彩インドネシア(1):インドネシア料理への素朴な疑問集(松井和久)

●はじめに食との出会いは一期一会。これは私の人生における信条のひとつです。人間は生きるためには食べなければなりません。でも、自動車に入れるガソリンや電気のように、ただ食べればいい…

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ウォノソボライフ(44):方言は恥ずかしい?~ジャワ語の中のジャワ語~(神道有子)

こちら、コロナ禍でのマスク使用を推奨するポスターです。「Nyong Wis Maskeran, Deke Wis Hurung???」「僕はもうマスクをしてるけど、君はどう?」と…

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いんどねしあ風土記(31):消えゆく大衆音楽「タルリン」 ~西ジャワ州インドラマユ~(横山裕一)

2021年8月下旬、西ジャワ州インドラマユから訃報が届いた。同地域で盛んだった大衆音楽「タルリン」演奏者で長老的存在だったママ・オオット氏が長年患っていた内臓疾患で7月上旬死去し…

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おとぎ話の闇と引力(太田りべか)

国際交流基金アジアセンターで、アジア文芸プロジェクトが実施される。アジア各国の「若手作家にコロナ禍のアジアの現在をテーマにショートストーリー・随筆を書き下ろしていただくとともに、…

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いんどねしあ風土記(30):スマラン華人街路地考証 ~中ジャワ州スマラン~(横山裕一)

日本に限らず、地名や通りの名前などからその地の歴史や風土、文化をうかがい知ることができる。インドネシアでは現在、大通りの多くは国家英雄らの名前が冠されているが、路地に入るといまだ…

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ウォノソボライフ(43):暦それぞれ ~受け継がれるアボゲ信仰~(神道有子)

気が付いたら2021年ももう半分以上が過ぎてしまいました。昨年から様々な行事が規制されていることもあり、例年以上に季節感が感じられないのかもしれません。7月、日本はどんどん暑くな…

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フェミニズムで読み解くチャロン・アラン伝説(太田りべか)

文学者・詩人であり哲学者でもあったトゥティ・ヘラティ(Toeti Heraty)が、2021年6月13日に亡くなった。87歳だった。トゥティ・ヘラティはまたインドネシアのフェミニ…

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信仰としての土着伝統宗教の現在 ~カハリンガンとスンダ・ウィウィタンの事例~(松井和久)

現在、インドネシアで公式に認められている宗教(agama)は、イスラム教、カトリック教、プロテスタント教、ヒンドゥー教、仏教、儒教の6つです。いずれも、建国五原則(パンチャシラ)…

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