2021年06月08日号 vol.95
よりどりインドネシア第95号を発行しました。カバー写真は、ゴロンタロ市内の露店のおじさんと子どもたちです(2006年10月20日撮影)。▼インドネシアでの公式宗教は6つですが、信仰という範疇に入る土着伝統宗教は多々あります。ダヤック族のカハリンガンと西ジャワのスンダ・ウィウィタンを例に現在の動きを松井が説明しました。▼岡本さんの連載は余震の後、思い切って募金活動をしてみたときの話です。自分で動いて得た気持ちを率直に述べています。そして募金された方への個別の御礼はできなくなったのでした。▼今回の石川さんは、新型コロナ禍でジャカルタの街中に現れた悲しい道化師たちのルポです。厳しい運命のなかで懸命に生きようとしている「道化師」たちへのやさしい眼差しが印象的です。▼横山さんは、かつて香料貿易で名を馳せたテルナテ王国のスペイン、ポルトガル、オランダなど列強との攻防の歴史について書いています。王国の双頭鷲や王冠が象徴するものは何だったのでしょうか。▼今回の映画往復書簡は、轟さんが言語を通したインドネシア映画史をおさらいしながら、その言語使用からグローバリズムやリージョナリズムの意味を読み解きます。インドネシア映画ファンには必読の内容です。▼今号も盛りだくさんとなりました。引き続きのご愛読をよろしくお願いいたします。
よりどりインドネシア第163号を発行しました。カバー写真は、事故で渋滞する西ス…
よりどりインドネシア第162号を発行しました。カバー写真は、北スマトラ州メダン…
よりどりインドネシア第161号を発行しました。カバー写真は、海へ続く水路に係留…