2021年05月22日号 vol.94
よりどりインドネシア第94号を発行しました。カバー写真はジャカルタ・コタ地区のファタヒラー広場の一角で踊りの練習をする子どもたちです(2009年8月16日撮影)。▼新型コロナ禍で医療機関以外にドゥクンと呼ばれる呪術師を頼るケースがあります。オムニバス的に、コロナを治せる・抑えられるという呪術師、呪術師の名のもとに行われる詐欺やレイプなどについて松井が紹介しました。▼岡本さんの連載は、ロンボクの村でレバランにケーキという新しい現象が起きていることを伝えます。去年までは伝統菓子だったのが、今年はケーキが急速に人々に受容されている背景が分かります。▼神道さんの連載はウォノソボの観光の考察です。ディエン高原を含むウォノソボ観光には自然、人工、文化の側面があり、多数の観光村も存在しますが、コロナ禍でオルターナティブ・ツーリズムへ移行する可能性を指摘します。▼太田さんの今回はジャワ神話ではなく、現代小説を9つのフォーマットに従って読み解く、という試みです。取り上げるのは人気作家イラナ・タンの四季4部作。とにかく面白く読み進められます。▼映画往復書簡は、横山さんが映画と融合する形での音楽の重要性を語ります。映画『プラハからの手紙』のなかの故グレン・フレッドリーの音楽には単なる挿入歌を超えた世界があることを教えてくれます。▼今号も盛りだくさんの内容となりました。引き続きご愛読のほどをよろしくお願いいたします。
よりどりインドネシア第138号を発行しました。カバー写真は、日本式のお風呂も備…
よりどりインドネシア第137号を発行しました。カバー写真は、南スラウェシ・トラ…
よりどりインドネシア第136号を発行しました。カバー写真は、東ジャワ州クディリ…