2021年04月23日号 vol.92
よりどりインドネシア第92号を発行しました。カバー写真は、1日の断食明けの食事イフタールを前にじっと待つゴロンタロの子どもたちです(2006年10月21日撮影)。▼レバラン帰省禁止期間が4月21日、当初の12日間から33日間へ急遽延長されました。ワクチン接種も進み、感染拡大が下火になりつつあると見られるのに、どうしてなのでしょうか。実は重大な理由がありました。松井が解説します。▼岡本さんはロンボクの断食風景を伝えています。近所の一人暮らしのおじいさんへの食事のおすそ分けをするのも一苦労、でもおすそ分けは単なる食べもののやり取りに留まらないことを教えてくれます。▼神道さんの連載はウォノソボの誇る「日の出」観光です。かつて猪が出る、道がないと敬遠されたシクニール丘陵が、今ではジャワ島で一番標高の高い場所にある最高のサンライズ・スポットとなった理由を説明しています。▼太田さんによるジャワの神話的世界、今回は16世紀のジュパラを治め、ポルトガル支配下のマラカへ進軍した女王カリニャマットをめぐるお話です。そしてジャワの王族同士の骨肉の争いが展開されていきます。▼映画往復書簡では、横山さんが映画『?疑問符』を取り上げました。様々な宗教間の摩擦やタブーを真正面から取り上げ、公開当時、社会的にも物議を醸したこの映画が問いかけるものを横山さんがじっくりと読み解いていきます。▼今号も盛りだくさんの内容となりました。引き続きのご愛読をよろしくお願いいたします。
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