2020年10月22日号 vol.80
よりどりインドネシア第80号を発行しました。カバー写真は、ロンボクの真珠養殖場で作業中の皆さんです。▼雇用創出法(オムニバス法)が成立し、同法への反対デモがジャカルタなどで暴動化しました。暴動化のプロセスを観察すると、2019年5月のジャカルタ暴動との類似点が見えてきました。暴動化の背景について松井が考察しました。▼神道さんのウォノソボライフは、バリケン(台湾アヒル)専門店が静かなブームとなっている様子を、その元祖の店や今や人気沸騰の店の話を交えながらお伝えします。ウォノソボへ行ったら必食です。▼太田さんは、ジャワに伝わる美しい姫が犬と結婚する話、犬婿入り譚をみていきます。犬と人間が関わるという点では、日本の南総里見八犬伝とも関連してきます。八犬伝のインドネシア語訳ができたらという太田さん、是非。▼横山さんのいんどねしあ風土記は、イスティクラル・モスクをはじめとするジャカルタの様々な建築を手がけたF・シラバンの物語です。スカルノ初代大統領との交遊、そしてスハルト時代の苦しみ。彼の物語を読めば、ジャカルタの建築が一味違ってみえるはず。▼映画往信第7信は、地方映画からスポーツ映画の話題へ移りました。轟さんはインドネシアと東ティモールの2つのサッカー映画を取り上げ、それらを対比しながらスポーツ映画とナショナリズムとの関係を論じています。面白いです。▼今号も盛りだくさんの内容となりました。他では読めない、いくつものインドネシア。引き続き、ご愛読のほどをよろしくお願いいたします。
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