2020年08月23日号 vol.76
よりどりインドネシア第76号を発行しました。カバー写真は、南スラウェシ州で出会った衣料品の「お店」を開いたばかりの露天商のおばさんたちです。▼第2四半期のマイナス成長の後、新型コロナ対策と経済回復を目指す2021年度予算案が発表されました。今後の経済を松井が展望しました。▼神道さんの好評連載、今回は、地元のPKKの活動に着目しながら、ウォノソボにおける女性の社会活動と社会的地位向上を考えます。そこにはフェミニズムとは異なる面があるようです。▼太田さんは、プニン沼伝説の基本型とそこからの派生型を紹介し、ジャワの民話がどう伝承されていくかを示しています。同時に、物語の最後に教訓が常に書かれることに疑問も呈します。▼横山さんは今回は短編ですが、ジャカルタのありふれた風景の一つ、鉄道踏切の番人たちの様子をやさしい眼差しで描いています。ボランティアである彼らの思いに迫ります。▼インドネシア映画往復書簡の第3信は、轟さんがスンバ島を舞台とするガリン・ヌグロホ監督の初期作『天使への手紙』を取り上げ、2つの観点から新たな解釈を試みました。映画ファンは必読の内容です。▼今号も充実した内容となりました。いくつものインドネシアをさらにお伝えしていきます。引き続き、よろしくお願いいたします。
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よりどりインドネシア第160号を発行しました。カバー写真は東ジャワ州マドゥラ島…