みなさん、こんにちは。ずいぶん秋らしくなったでしょうか。ロンボク島はまたまた雨まみれの日々。こんな天候のときは家でじっと本を読んで過ごすのが一番です。今回は読書のなかでもクルアーンを読むための勉強の話です。
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数ヵ月前からメンガジに参加しています。メンガジ(mengaji)とは、イスラム教徒がクルアーン(=コーラン)を読んだり、その内容について理解を深めたりする活動のことです。
ロンボク島では、イスラム教徒の子どもは幼稚園か遅くとも小学低学年くらいからメンガジを始めます。寺小屋のように、教えてくださる人のご家庭へ行くことが多いです。私の娘も近所の方のお宅へ通っています。
娘のメンガジの主宰者から「母親クラスをはじめる」と聞いたとき、私は参加を即決しました。これまでも何度かメンガジを試みましたが、出産したり新居へ引っ越ししたりで中断してばかり。今度こそ挫折しないでクルアーンを読めるところまでいきたいな。
一方で、ほかの母親たちと馴染めるのかどうか、心配もしていました。だって、みんなは子どもの頃からメンガジに参加しているのです。私だけが段違いにクルアーンが読めず、場違いなんじゃないかな・・・。
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メンガジではアラビア語を読むための教材として、イクロ(iqro)と呼ばれる本を使用します。イクロは全6巻からなり、巻が進むにつれてだんだん難しくなります。それが終わると、はじめてクルアーンの精読にステップアップできます。私はもちろんイクロ第1巻からのスタート。
アラビア語を学ぶ教本「イクロ」の寄贈。さあ、メンガジの開始。
母親クラス初日、蓋を開けてみると、私と同じくイクロ第1巻から始める人が数人いました。
「え、なんで?」 私のように改宗者ならまだしも、生まれたときからイスラム教徒なのに私と同じレベル?
(⇒ ある日、教室fで私がイクロの復讐をしていると・・・)
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