みなさん、こんにちは。去年の10月から今年の3月にかけて、私はインドネシアで「プロコーチ認定講座」を受講しました。昨年は基礎講座、今年は上級講座で、両方合わせると約50人の参加者と一緒でした。私にとっては、はじめてロンボク島以外の人々と長く時間をともにした経験でしたので、今回はこのときに感じたことを分かち合います。
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基礎講座初日。私はインドネシア全土からの参加者とともに学ぶことへの期待以上に、インドネシア語でコーチングができるかどうかでとても緊張していました。
いざ講座がはじまると、自己紹介で参加者の9割以上がジャワ島の人だとわかり、私は少しガッカリしました。オンラインだから、もっとインドネシア各地から人が来ると思ったのになぁ。
しかも、ジャワ島の人のうち、これまた9割がジャカルタ首都圏の人々でした。みんな当然のようにインドネシア語ペッラペラ。そのうえ私が「インドネシア語がまだ上手ではないので・・・」と言おうものなら、咄嗟に英語に切り替えてくるじゃあないですか。
ロンボク島の人々にとってインドネシア語は公用語であって母語ではありません。インドネシア語は簡単な単語を選んでゆっくり話します。わからなければ誰かが現地語になおして通訳してくれます。こんなに速く流暢なインドネシア語の洪水に身を置くことはめったにありません。「ひ~」。周りがすごい人ばかりに見え、思わず萎縮しそうになりました。
「わかるわ~」と私は心の中で空を仰いで叫びました。
何がわかるのかって?
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私は以前、ロンボク島のベテラン日本語教師からこう聞いたのです。
「今まで日本語に限らずいろいろなコンテストを見てきたけど、ロンボクの子は地方大会や州大会で勝っても、全国大会に出場するとシュンとして力が発揮できないのよ・・・」
とある県大会で表彰を受けるロンボク島の子どもたち
先生、私は今、この話のなかのロンボクの子たちの気持ちがよくわかります! わかるよ、わかる!めっちゃアウェイだよね!
全国大会っていっても「ほぼジャワ大会+α」だよね!ジャワパワー、とくにジャカルタパワー強すぎるよね。そんでさ、あらゆる格差を見せつけられるよね。インドネシア語の習熟度が違う、話の内容も違う、着ている服・持ちもの、全部違うよね。わかるよぅぅぅ。
日本でも、私は大学進学時に兵庫県の片田舎から上京しました。そのときも「東京すごいなぁ」と思ったけれど、周りにはたくさん上京組がいました。だから、こんなに圧倒されるような感覚はありませんでした。島から上京していたらこんな気持ちになっていたのかなぁ。
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(⇒ 実際のコーチ認定講座では・・・)
読者コメント
halimahtusyadia
一般公開 みどりさん こんにちは。めちゃわかります。 私もバリか...