情報ウェブマガジン『よりどりインドネシア』は、本号で第100号の発行に至りました。2017年7月7日に第1号を発行して以来、これまで毎月2回、一度も欠号を出すことなく、発行を続けてきました。
よくここまで続けられたなあ、というのが正直な感想です。ここまで支えてくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。
最初の頃は、執筆者も少なく、私自身で毎回4本の原稿を書くという、今から考えると無謀ともいえる状況で、これでは早晩、力尽きて発行を続けられなくなるのではないか、と不安を感じ続けていました。
その後、少しずつ執筆者の数が増え、現在では、私自身の原稿が毎回1本、後は他の執筆者による3~4本の原稿を編集する、という形で持続性が保たれるようになりました。私としては、さらに執筆者の数を増やし、様々な方々に様々なインドネシアについて、様々な形での原稿を揃えていきたいと考えています。
そもそも『よりどりインドネシア』を発行しようと思ったのは、日本におけるインドネシアの情報がジャカルタやバリなどに偏る傾向があり、もっともっと、いくつものインドネシアを伝えたいという動機でした。とくに、インドネシアに住んで生活している方々が生活者の視点で、自分の身の回りのインドネシアを伝えてほしい、という気持ちがありました。
個々の様々な要素が幾重にも重なり、つながり合った総体がインドネシアなのであり、インドネシアだからこうなのだという安易な一般化を避けたいという思いもありました。
『よりどりインドネシア』のウェブページで、第100号に至るバックナンバーを眺めてみてください。私たちなりに、他の媒体ではあまり取り上げられることのない様々ないくつもの「インドネシア」が描かれていることに気づかれるのではないでしょうか。
もちろん、『よりどりインドネシア』で取り上げた内容もまた、多種多様な「インドネシア」のほんの一部に過ぎないことも事実です。そして、そのいくつものインドネシアは、時代とともに、時間とともに、変化していくものでもあります。取り上げられる内容は無限であり、もっともっと様々ないくつものインドネシアを描いていきたいと思っています。
あなたの「インドネシア」はどんなインドネシアですか。執筆者大募集です。是非、あなたの「インドネシア」を『よりどりインドネシア』のいくつものインドネシアに加えさせてください。
次は、第150号発行まで続くことを目指します。『よりどりインドネシア』へのご意見、ご感想、ご批判、コメントなどは、いつでも大歓迎です。お気軽にお寄せください。そういう気軽な媒体を目指していきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
『よりどりインドネシア』主宰
松井 和久
Email: matsui@matsui-glocal.com
マカッサルで昼にワンタンそばを食べているとなぜかいつも現れるギター弾きのお兄さんと一緒に。もう20年来の知り合い。ギターや歌が上手いわけではない(2018年5月3日撮影)
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