よりどりインドネシア

2021年06月08日号 vol.95

ロンボクだより(46):はじめての募金活動(岡本みどり)

2021年06月08日 00:39 by Matsui-Glocal

ロンボク地震のはじめの地震から約1週間後の2018年8月4日、街頭募金をする現地の人々をみて触発された私は、早速家に帰って自分も支援金を募るための行動を起こしました。

まずは夫に相談。街頭募金活動をしていた方の写真をみせて、この方と一緒に被災地支援をしようと思うんだけど・・・と伝えました。その方は近所のモスクのイマーム(リーダー的存在)だったらしく、夫も「この人なら大丈夫」と太鼓判を押してくれました。よし、第一関門、夫の許可クリア。

私の住む村では、結婚している女性が家族親族ではない男性と協働する場合、夫からの理解・許可があるほうが何かとスムーズに事が運びます。

3・11のとき、ロンボクの若者たちが日本のためにとアニメのコスプレをしながら募金活動をしたのを覚えていたので、今度は、私が日本からの寄付金をロンボク島へ届けたいと思いました。

しかし、海外への支援金を私のような一般人がどうやって募ればいいのかがわかりません。頭に浮かんだのは、Yahoo! JAPANで災害時に行っている寄付金のページに掲載してもらうこと。

幸いにも、かつてのボランティア仲間が当該ページの担当者の一人だったため、彼にメッセージを送りました。すぐに返信がありましたが、Yahoo! のサイトは日本国内の災害のみを対象にしている、とのことでした。ガッカリしていると、彼が「polcaって知ってる?polcaならみどりの支援金も集められると思うよ」と提案してくれました。

polca は気軽にお金を集められる、フレンドファンディングアプリです(現在はサービス終了)。私は、NTB(西ヌサトゥンガラ)日本人会がロンボク島で日イ友好イベントを開催するにあたって資金集めの策を練っていたころ、このアプリを知りました。当時はアカウントだけ作って結局使用しませんでしたが、おかげですぐに決心がつきました。

よーし、わからないことだらけだけど、やるだけやってみよう!

私はpolca で支援金を募るために必要な事項を一つずつ入力していきました。

目標金額・・・一体いくらにしたらいいのかわかりません。それこそ、先日の募金活動のように1,000円でも2,000円でも集まればいいと思い、緊張しながら10万円としました。

小さなスマホ画面でああでもないこうでもないと文章を何度も書き直して、誤字脱字はないかな?これで集まるかな?と何度も自分の書いた文章を読みました。頭の中は「もうどうしよう~」のパンク状態。最終的には「えいやー!」でボタンを押して支援金募集ページを立ち上げました。

娘に「ママは地震でおうちが壊れたりケガをしたりした人のためにお金を集めることにしたんだよ」というと、パパからもらったお小遣いをそのまま私にくれました。優しい子だなぁ・・・。夜にTwitter と Facebook とで告知をして寝ました。

娘からの支援金

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