よりどりインドネシア

2020年01月23日号 vol.62

ウォノソボライフ(25):レンゲル舞踊 〜その変化と継承の現場〜(神道有子)

2020年01月23日 20:16 by Matsui-Glocal

「あなたの『インドネシア』はどこから?」と問われたら、どんな答えが多いのでしょうか。実に様々な切り口から触れることができる国ですが、少なくない数の外国人が伝統芸能に惹かれてインドネシアと関わっています。

何を隠そう、私もそこが入り口だったうちの一人。ガムランをはじめとした伝統音楽や舞踊を知るうちに、日本とも西洋とも違う世界観に魅了されていったのでした。

地域ごとに特色があるのはもちろん、上演形態も多岐にわたります。神や祖先に奉納するもの、観光客向けのもの、宮中で受け継がれてきたもの、大衆の生活に根付いて発展したもの、などなど・・・。

私がこの村で生活を始めてまず印象深かったのが、「何やらしょっちゅう芸能をやってるな」ということでした。村祭りはもちろんのこと、断食明け大祭に、新年に、独立記念日、誰かの結婚式、あるいは割礼式、時には誰かが新しい車を買ったお祝いに・・・。とにかく、何かめでたいことがあれば舞踊です。

やがて、レンゲル(Lengger)と呼ばれているこの舞踊が、中部ジャワのなかでも、とくにウォノソボで発展してきたものだと分かりました。

レンゲルとはなんなのか、どういった背景があり、現状、どのように実践されているのか。実は、私の住む村も、レンゲル舞踊と密接な結びつきがありました。

数あるジャワ舞踊のなかの一例として、そこにある人々の物語を覗いてみてください。

(以下へ続く)

  • 村の暮らしと舞踊
  • レンゲル舞踊の歴史と村の関わり
  • 踊り手として
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