よりどりインドネシア

2019年10月08日号 vol.55

ロンボクだより(24): バヤン地区の手織り布(岡本みどり)

2019年10月08日 20:18 by Matsui-Glocal
2019年10月08日 20:18 by Matsui-Glocal

先月、日本から染織を学ぶ学生が2人やってきました。ロンボク島の儀式で使用される手織り布を見学したいとのこと。

ロンボク島には手織り布で有名な村がいくつかありますが、なかでも儀式用の布ならバヤン地区が一押しです。なぜなら、バヤンにはロンボク島最古といわれるモスクが存在し、バヤンだけで行われている慣習的・伝統的な儀式や衣装が残っているから。

そこで、今回はバヤン地区の手織り布や伝統衣装についてお伝えします。

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バヤン地区のモスクは、マスジッド・クヌゥと呼ばれています。竹などの自然素材で作られており、今でも数年に一度屋根を葺き替えています。現在も、現地の人々は大切な儀式のときはこの中でお祈りをします。

マスジッド・クヌゥと伝統衣装をきた筆者。2017年撮影。

このモスクで行われる一番大きな儀式が、マウリッド・アダット。

マウリッドはイスラム教の預言者ムハンマドの誕生日を祝うものですが、バヤンの信仰はイスラム教と昔ながらの自然崇拝的な信仰とが合わさっています。そのため、バヤンのマウリッド・アダットは、ムハンマドの誕生日のあとの満月を最終日とする二日間にわたって執り行われます。

ちなみにアダットというのは慣習のことです。

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