よりどりインドネシア

2019年04月23日号 vol.44

ウォノソボライフ(16) ジャワの水利とホラ吹き男 〜大正時代のジャワと愛知〜(神道有子)

2019年04月23日 03:24 by Matsui-Glocal

突然ですが、私の故郷は愛知県です。先日、私事で帰国しておりました。いつもは中部ジャワ州ウォノソボ県の話をさせてもらってるんですが、今回は番外編として、愛知県とジャワ島との密かな関わりについてご紹介しようと思います。

愛知県は大きく分けて、名古屋含む尾張地方と、「非名古屋圏」の三河地方とに分かれます。三河はさらに西三河と東三河に分かれるので、ちょうど縦に三等分した感じでしょうか。ジャワ島が西ジャワ、中部ジャワ、東ジャワに分割されるのとよく似ています。

そして、それぞれ尾張には木曽川、西三河には矢作川といった大きな河川があり、東三河には豊川が流れています。いずれも一級河川。豊川は、東三河の北部から流れ、東三河を南下して三河湾に注ぎ込むものです。愛知県はよくカニの形に例えられます。それでいくと、太平洋に向いたカニの右のハサミが知多半島、左のハサミが渥美半島です。豊川が海に注ぐのは、この左のハサミの付け根あたり。そしてそれより先、渥美半島には大きな川はありませんでした。

今はそこを縦断するように、遥か北部から取水された水が渥美半島の先端まで用水路として通っています。

これこそが、インドネシアとの出会いで生まれた豊川用水なのです。

話は明治・大正に遡ります。

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