よりどりインドネシア

2019年01月08日号 vol.37

ロンボクだより(15):震災後の温度差(岡本みどり)

2019年01月08日 22:58 by Matsui-Glocal

あけましておめでとうございます。

今年も、ロンボク島から心地よいお便りをお届けしたいと思っております。どうぞ本年もよろしくお願い致します。

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年末に用事のため州都マタラムへ向かいました。北ロンボク県にある我が家からマタラムまでは40km弱、間に山を挟むため車で1時間ほど要します。

土を盛ったまま再建の目途がたたない近所のモスク跡地

山まではどこもまだ復興途中でしたが、山を越え、徐々に損壊の爪痕が小さくなるのを見たあとは日常が広がっていました。

北ロンボクでは「非常時だから」と禁止されている年末年始の花火、爆竹、ラッパもたくさん売られているし、ショッピングモールには人が入っています。被災地では毎日交わしている地震に関する話もほとんど出てきませんでした。

人々の話しぶりや行動からは、マタラムでは、ロンボクの地震はすでに過去のものとなったかのような雰囲気があり、私は二重のショックを受けました。

一つは単純に「平常に戻っていてよかった!」という喜びで、もう一つは、忘れて置き去りにされるような寂しさです。

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