よりどりインドネシア

2018年12月08日号 vol.35

ハジ・ウマール・ファイサル小林哲夫のこと(脇田清之)

2018年12月08日 21:21 by Matsui-Glocal

太平洋戦争の初期、南スラウェシほか東部インドネシア各地で活躍した一人の日本人がいました。ハジ・ウマール・ファイサル(Haji Umar Feisal)小林哲夫です。彼の死後70年以上を経過しましたが、彼の名は、いまも南スラウェシの人達の心に刻まれています。

2015年3月頃、マカッサルの郷土史研究家カシム(Nur Kasim)氏から一通のメールが届きました。ハジ小林の墓を探している、協力してほしい、とのことでした。これを契機として、ハジ・ウマール・ファイサル小林哲夫についての日イ共同調査が始まりました。

インドネシア宗教省は、20世紀前半(1900~1950年)の各地のウラマ(宗教指導者)についての調査を行っており、その一環として 2018年9月20日にマカッサルで「ウラマのネットワーク」(JARINGAN ULAMA)というテーマでセミナーが開かれ、カシム氏も参加して、これまでの調査結果を報告しました。

 

マカッサルにおけるセミナー「ウラマのネットワーク」の様子。右の写真はハジ小林を紹介している様子(写真提供:カシム氏)

今回は、インドネシア人が知っていて日本人が知らない日本人、小林哲夫について、カシム氏の協力を得て、取りまとめてみました。

(以下の内容へ続く)

  • ハジ小林とは
  • ハジ小林の墓地を訪れて
  • イスラム教探究の機縁
  • 「インドネシアの回教」出版の経緯
  • 「インドネシアの回教」の目次
  • 蘭印政府の回教政策
  • インドネシア独立を支援する仲間たちと
  • 宗教対策要員の養成
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