よりどりインドネシア

2018年07月09日号 vol.25

ママが編むパプアの伝統バッグ「ノケン」(松井和久)

2018年07月23日 00:45 by Matsui-Glocal

パプアには、ノケン(noken)という名の特有のバッグがあります。動物の皮やポリエステルなどではなく、天然の植物繊維で作られたバッグです。

かつて筆者がパプア州の州都ジャヤプラで購入したノケン(出所)筆者撮影(2012年6月3日)

ノケンには、様々なものを入れて運びます。それは赤ん坊であったり、子豚であったり、イモや野菜であったり、衣類であったり、本やノートであったり、なんでも入れて運びます。

また、冠婚葬祭のときにも、ノケンを持っていきます。また、ダニ族などでは、ノケンが交換手段となります。たとえば、ある一定数のノケンと豚1頭とを交換したりします。

●ノケンを編めれば一人前の女性

豊潤と平和を象徴するとされる、ノケンを制作するのは成人女性(ママ)です。パプアでは一般に、ノケンが作れれば、一人前の女性と認められます。ママが時間をかけて編んだノケンを持って、市場へ行ったり、パーティーへ出かけたりするのでしょう。

パプアには、地域によって様々なノケンがあるのですが、大きく分けると、高地で見られるノケンと低地で見られるノケンの二つに分かれます。

 

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