今年も断食月が近づいてきました。この時期になると、近所のおばさんたちの話は断食月やレバラン(断食明け大祭)の話でもちきりになります。
「もういくつ寝るとお正月〜♪」の歌と同じノリで、あと何日で断食月だ、レバランだと大騒ぎ。おばさんたちだけではありません。老若男女が楽しみにしています。
レバランの朝、お祈りのためにモスクへ向かう人々
青年海外協力隊の隊員として初めてインドネシアに派遣された年、私はそれが不思議で不思議で、周りの人々に聞きまくりました。
「みんな断食月をとても楽しみにしているのね。ごはんが食べられなくなるのに、どうして?」
回答の一つは今でも鮮明に覚えています。「断食するとね、とっても新鮮な気持ちになるのよ。例えるなら、さなぎから蝶になった気分!」
さなぎから蝶!本当かな~と疑いつつ、一方で何か魅惑的な言葉として私の中に響きました。
私には断食はなんとなく体に良さそうな印象があり、何よりもインドネシアの人々と同じ体験をしたいという気持ちがありました。なので、私も一緒に断食をしてみることにしました。
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