よりどりインドネシア

2017年09月22日号 vol.6

大豆発酵食品テンペの裏側

2017年09月22日 20:59 by Matsui-Glocal

アジアの三大大豆発酵文化圏といえば、日本、中国・雲南、そしてインドネシア。インドネシアの大豆発酵食品といえば、もちろんテンペです。テンペは、大豆をテンペ菌で発酵させたもので、インドネシアであれば全国どこでも食べられるとてもポピュラーな食べ物です。

通常は、固められたブロック状の状態で売られています。納豆のように糸を引くことはなく、きちんと発酵しているものは臭いや苦味もありません。

テンペは、炒めてもよし、焼いてもよし、粉をつけて揚げてもよし。インドネシア語版クックパッドには、テンペ料理だけで1万7千以上のレシピが掲載されています(そのサイトはこちら)。ちなみに、日本語版クックパッドでは、249種類が載っています(サイトはこちら)。ただし、熱帯ということで、テンペには雑菌がたくさん付くので、インドネシアでは必ず火を通して食べます。生で食べることはまずありません。

料理の食材としてだけでなく、薄く切って揚げたチップスなどのお菓子の材料としてもポピュラーなのです。もちろんテンペは、体に良い健康食品としても認知されています。

しかし、テンペの原料である大豆は、かつての国産大豆から輸入大豆へとシフトしました。今、インドネシアで食べられているテンペのほとんどが輸入大豆を使っています。インドネシア起源の大豆発酵食品であるテンペは、今では輸入大豆への依存なしには作れなくなってしまっているのです。でも、問題はそれだけではないのです。インドネシアでテンペを食べるということ自体が、日本人の感覚からすると大問題と捉えられかねません。いったい、どういうことなのでしょうか。

(以下の内容へ続く)

  • 低所得層の生活を支える大豆食品
  • アメリカからの輸入大豆への依存
  • 遺伝子組み換え大豆からはもう逃れられない

Source: http://www.perutgendut.com/read/5-olahan-makanan-dari-tempe/2205

 

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