以下は、2007年6月、パプア州の州都ジャヤプラへ行ったときのお話です。情報がちょっと古いかもしれません。
インドネシアというと、脂っこい料理を想像しますが、実は、ヘルシーな料理も存在するのです。その代表例が、今回ご紹介するパペダです。パペダを食べるには、スラウェシ島よりも東の地域へいく必要がありますが、実は、ジャカルタのクラパガディンにもパペダを食べさせるレストランがあります。
今回は、ジャヤプラで食べたパペダをご紹介します。アンボンや他で食べたパペダについては、また別の回でご紹介したいです。
パペダ(papeda)というのは、サゴ椰子澱粉をプルンプルンの水飴のようにして食べる地元の料理。普通は魚などのスープに、バナナのつぼみや空心菜などの野菜を一緒にして食べます。魚スープには若干酸味が効かせてあり、パペダとの相性が絶妙です。
これが魚スープに入ったパペダ。パペダを箸でクルクル巻きしてスープに落とします。
パペダの供、野菜炒め。バナナのつぼみと空心菜が美味しいです。
南スラウェシ州のルウ地方では、サゴ椰子澱粉を小さく団子状にし、魚(バンテン)と野菜の入ったスープに入れた状態で食べますが、これは「カプルン」と呼ばれます。
私が初めてジャヤプラへ行った1995年12月に食べたパペダは、棒状になったもので、串に刺さった香辛料のついた焼き魚と交互にかじりながら食べました。ジャヤプラの港付近をうろうろしていて、道端に座っていたパプア人のおばさんの小さな小さな屋台で買い求め、その場で食べたのでした。
このパペダ、ジャヤプラでも食べさせる店は少ないそうです。この店は、華人が古くから経営している安ホテルのレストラン。ジャヤプラを訪れたら、是非必ず寄って、パペダを味わって欲しいです。
Rumah Makan DAFONSORO
Jl. Percetakan No. 22, Jayapura
Tel. 0967-531695
(Hotel Yasminの並び。Hotel Matoaから一つ東側に入った通り)
(松井和久)
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